何が食べられるのか、詳しく聞いて

一人一人、アレルギー症状や除去する食品は異なってきます。初めて一緒に食事をする際には、何が食べられるのか、本人に詳しく聞いておくことが必要です。

例えば、こんな具合に聞いてみてください。

大豆アレルギーの場合、しょうゆやみそは食べてもいいか。
大豆、アレルゲンがどのような食品に入っているか分からなくても、「これは食べられる?」と確認する。
小麦アレルギーの場合、小麦が少しでも舞っているような環境で調理をしているものは食べられるか。

「一緒に食べよう」の気持ちがうれしい

食物アレルギーを持つ方からは、「『かわいそう』と言われたり、『迷惑をかけてしまいそうだから、食事に誘うのを控える』と思われたりすると、疎外感を感じやすく、より寂しい思いになる」ということをたびたび聞きます。食事は1人より、友だちや家族と一緒に食事をした方が楽しく、箸が進むのはみんな同じ。だから、「一緒に食べよう」と誘ってくれる気持ちがうれしいと言います。

多文化共生という言葉があるように、「○○が食べられる人もいれば、○○が食べられない人もいる。お互いを理解し合いながら食事を楽しむ」という気持ちをもって接することが大切。そういった意味でも、それぞれが食べられるお弁当を持参する「持ち寄りパーティー」を企画したり、食物アレルギーの方が普段食べている料理を一緒に調理して食べてみたりすることも、楽しく過ごす食事時間の1つの方法です。

さて、今回はカルシウムが豊富な切り干し大根を使用した「切り干し大根のさっぱりツナサラダ」を紹介します。牛乳が飲めない方も、これでカルシウムを補給し、骨強化につながる1品です。火を使わずにできるため、これから気温が上がる夏に向けておすすめの時短メニューです。

管理栄養士・乳井美和子、小高鏡子