いよいよ花粉飛散シーズンの到来です。今年は例年に比べて多いようですので、日ごとに花粉の飛散量が増加してくることと思います。皆さんの対策はいかがでしょうか。

花粉症発症時期は近年では低年齢化しており、未就学児でも花粉症によって生活に支障が出ている子どもも多いようです。花粉症患者は、睡眠の質が飛散時期に低下するという報告もあり、憂鬱(ゆううつ)な時期だと思います。

ここで花粉症の症状を少しでも軽減できないか、食生活や日常生活を再確認してみましょう。

食生活の見直し

野菜を十分に食べていますか

成人、幼児(3~6歳)を対象とした研究において、食物アレルギー、花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を持つグループと、持たないグループの食事摂取状況を比較した際に、アレルギー疾患を持つグループは野菜の総摂取量、特に緑黄色野菜の摂取量が少ないという結果が出ました。また、平成29年の国民・健康栄養調査の結果においても、若年層になるほど野菜摂取量が少なく、1日の目標量が満たされていません。

野菜の色素や香りなどに含まれる微量栄養素やファイトケミカルの中に、抗アレルギー成分を含む野菜もあるので、アレルギー疾患をもつ方は野菜を積極的に摂りましょう。食事バランスガイドを参考に毎食、野菜を含む副菜を2皿、もしくは汁物や主菜などに野菜をたっぷり入れるよう工夫してください。

食事バランスガイド(農林水産省HPから)

水以外に何を飲んでいますか

食事の際やオフの日はどんな飲み物を飲んでいますか? 冷たい甘いジュースは、体の冷えを助長させます。砂糖を含むと腸内環境が荒れ、アレルギー症状を誘発させやすくなると言われています。抗アレルギー作用のあるカテキンの濃い緑茶やシソ茶などを取り入れてみましょう。

発酵食品を食べていますか

発酵食品は腸内環境を整える作用があります。免疫のバランスの乱れがアレルギー症状を悪化させるので、免疫の調整を担う中枢の腸を整えるために、日頃の食卓に納豆、漬物、甘酒などの発酵食品が並ぶように心がけましょう。

どんな油を取っていますか

以前、コラム「摂りすぎ注意、アレルギーを起こしやすい油とそうでない油」でも紹介したように、アレルギー症状と関係のある油があります。調理には、可能な限りアレルギー症状を起こしにくい油を使用しましょう。また、オメガ3(n-3)系脂肪酸の多い食材を毎回調理するのは大変ですので、エゴマやシソを使ったふりかけを常備しておいて、ご飯にふりかけるのも1つの方法です。

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