前回は食物アレルギーの方が加工食品を選ぶ際の注意点として、「乳」を取り上げました(「乳糖」「乳化剤」って?乳アレルギーの方必読の紛らわしい食品表示)。今回は、卵に関連するお話しです。

魚卵は食べられること多い

 まず最初に、「卵アレルギーだと魚卵も食べてはいけないのでしょうか」と質問を受けることがあります。鶏卵と魚卵のタンパク質は異なりますので、食べられることが多いです。アレルギー反応の疑いが見られた場合には、専門医に確認してもらいましょう。

卵殻カルシウムOKなことも

 次に、卵殻カルシウムです。卵の殻から作られる添加物であり、麺のコシをよくしたり、お菓子の食感の改善、カルシウム強化食品などに含まれています。

 以前は、卵殻未焼成カルシウムは、卵のタンパク質が残留しているため、除去が望ましいと考えられてきました。しかし、近年の患者を対象とした研究により、アレルギー反応が出ないことが確認され、除去は不要であるといわれています。卵由来には間違いないため、重症のアレルギー症状を呈している方は主治医に相談しておきましょう。

卵・乳・小麦粉を使わない「カボチャ豆乳プリン」

 卵を使ったお菓子として、プリンを連想する方が多いと思います。プリンといえば、原材料に卵や乳を使いますが、今回は卵も乳、さらに小麦粉も使用しない“米粉プリン”、「カボチャ豆乳プリン」を紹介します。

 いかにも卵を使っているように見せるポイントは、カボチャパウダーでの色付け。牛乳の代用として、ココナッツミルクや豆乳を使用します。プリンの上に好きな果物やアイスをのせて楽しんでも良いでしょう。

 これからしばらく厳しい暑さが続くと思います。暑い夏を「カボチャ豆乳プリン」などの冷たいおやつでリフレッシュして乗り切りませんか。

管理栄養士・乳井美和子、小高鏡子