夏休み期間から秋にかけて、合宿や試合が多くなりますね。遠征に行ったはいいけど、「食事の量が足りなくて、体重が減ってしまった。」「野菜がほとんど食べられず便秘になってしまった」 「外食しようと思ったけどお店が開いていなかった」など、食事関連でのトラブルが多いようです。

遠征の前にはこのコラムを参考にして、トレーニングや試合に集中できるように、栄養・食事に関してもしっかり準備しましょう。

遠征先に行く前に調べておくこと

宿泊施設や周辺の食環境を調べる

施設のHPなどで食事の内容がわかる場合は、必要に応じて内容の調整を依頼します。例えば、夕食の主菜(肉、魚、卵料理など)を1品減らして野菜料理に変えてもらうなど、電話等で直接相談しましょう。

周辺地図で、コンビニエンスストア、スーパーマーケットの場所をチェック

補食や飲料、氷などは事前にお店に連絡して、必要な食品の取り置きをお願いしておくと、当日の品切れの心配はありません。

外食する店の場所、休業日、営業時間、メニューなどを調べる

お店に行く前には電話等で確認し、「行ってみたら休業日だった」ということにならないようにしましょう。どの店を選ぶか迷わないように、「定食メニューのあるチェーン店で食べるメニューを決めておいて、遠征先でもそのチェーン店があればそこに行く」という話もいます。全国どこに行っても、バランスが整った同じ料理が食べられる安心感がありますね。もちろん、その地元の料理や食材を食べることにもチャレンジして欲しいと思います。

今回のレシピは「ツナ入り和風キャロットラペ」です。調理器具は包丁を使わずピーラーだけ。ニンジン、ツナ缶、ポン酢、オリーブオイルと少ない食材で簡単に作れます。最近ではミニキッチンのついている宿泊施設も増えてきましたので、そういった場所でも作りやすいメニューです。

ニンジンを使った副菜として以前、「ニンジンの明太ツナしりしり」を紹介しましたが、「ツナ入り和風キャロットラペ」は夏の暑い時でもさっぱりと食べることができ、作り置きにもおすすめです。

管理栄養士・金子香織