前回のコラムで、「ジュニアアスリートは自分で補食を用意しよう」とお勧めしましたが、作るだけでなく、自分自身で買い物に行く機会も持ちましょう。

「買い物」と聞くと、ジュニアはコンビニエンスストアを思い浮かべるかもしれませんが、スーパーマーケットや、地域にある青果店や鮮魚店に足を運ぶ機会があると良いですね。最近では、野菜の直売所や道の駅なども増えてきています。

ジュニアアスリートが買い物に行く利点

ジュニアアスリートが買い物に行く利点はいくつかあります。

まず、調理済み食品(お惣菜やお弁当など)だけでなく、加工食品や食材を含めた食選択の知識や技術を身に付けることができ、食材の全体の姿を見ることができます。また、食材とその調理過程を知るきっかけにもなります。例えば、スーパーマーケットの魚売り場では、旬の魚が丸ごとだったり、頭と内臓だけ処理されたもの、切り身、刺身だったりと様々な形で並んでいますね。

何度も買い物に行くと、時期によって多く出回っている食材が変わることに気づくでしょう。野菜や魚は旬の時期には多く出回り、栄養価も高い傾向にあります。旬に敏感になることで、自分自身に必要な食材選びをできる技術を身につけましょう。

今回のレシピは「カボチャのチャウダー」です。普段はあまり目にしない旬のバターナッツカボチャを使用しました。もちろん普通のカボチャやサツマイモを使ってもおいしく作れます。

バターナッツカボチャ
バターナッツカボチャ

摂取エネルギーを調整したい場合は牛乳を低脂肪乳に、牛乳が苦手な場合は豆乳に変えても作れます。

管理栄養士・金子香織