成長期のジュニアアスリートは朝、昼、夕の3食だけでは必要なエネルギーや栄養素が不足してしまいます。お腹がすいていて、学校から帰宅直後に補食を食べたいことも多くあると思います。

ここで注意したいのが、「補食=おやつではない」ということ。補食は、ジュニアアスリートに必要なエネルギーや栄養素を補うもので、甘いお菓子や飲み物、スナック菓子ではありません。

しかし、保護者が家におらず、すぐに準備ができないこともあると思います。そんな時のために、ジュニアアスリートが自分で作れる簡単な補食のレパートリーを持っておきましょう。冷蔵庫を開けて「何があるかな?」自分でと考えて準備するのも楽しいものです。

自分で簡単に作れる補食の例

例えば、次のようなものはいかがでしょうか。

・おにぎり:補食の定番。ラップにご飯と具材をのせて握るだけ。
・トースト:食パンを焼いて、バターやジャムなどをトッピング。チーズトーストやピザトーストでたんぱく質+カルシウムをプラスしても良いですね。
・フルーツヨーグルト:自宅にある果物(バナナ、リンゴ、冷凍ベリーなど)にヨーグルトをそえる。

今回紹介するのは「卵ご飯のお好みお焼き」です。ごはんと卵を混ぜて焼くだけ、わずか5分でできる簡単レシピなので、火を使える年代なら自分で作れる補食のレパートリーに加えて欲しい一品です。お好み焼き用ソースとかつお節をかけて、お好み焼き風にして食べましょう。

今回は具材に干し小エビを使用しましたが、チーズやハムなどのトッピングにアレンジしても良いですね。前回紹介した「鶏そぼろだし茶漬け」の鶏そぼろを混ぜて焼くのもおすすめです。それを加える場合は、そぼろに味がしっかりついているのでソースは必要ありません。

管理栄養士・金子香織