体を作る材料となるたんぱく質は成長期のジュニアアスリートに欠かせない栄養素の1つで、20種類の「アミノ酸」が鎖状につながり、構成されています。ヒトのカラダの筋肉や内臓などの部位は、アミノ酸が決まった配列でそれぞれのたんぱく質を構成して出来ています。

体内で合成できない必須アミノ酸は食事から

ヒトの体内で必要量を合成できないアミノ酸は「必須アミノ酸」と言い、食べ物から摂らなければなりません。動物性たんぱく質はこの必須アミノ酸をバランスよく含んでいますが、動物性の食品(肉、魚、卵など)は脂質も多いため、とり方に工夫が必要です。

また、肉だけ、魚だけのように1種類の食品をたくさん食べていても効率良くアミノ酸を摂れません。効率よくアミノ酸を摂るために、1回の食事でたんぱく質を含む食品を複数種類組み合わせましょう。例えば、肉、卵、大豆製品のように「1食でたんぱく源3種類」を目指して献立を考えましょう。

今回のレシピは「たんぱく源3種の野菜スープ」です。鶏ひき肉と卵、大豆の3種類のたんぱく源が入っています。

野菜は角切りにしてたっぷり使います(分量は4人分)
野菜は角切りにしてたっぷり使います(分量は4人分)

ニンジン、カボチャ、ジャガイモ、タマネギ、アスパラと角切りにした野菜をたっぷり使っているので、「主菜+副菜」にもなりうる1品です。

管理栄養士・金子香織