幸せの“3密”「ラーメン二郎」

ラーメン界の一大ジャンルとして名高い二郎。普段は行列が絶えないが、コロナ禍においても感染対策はバッチリ。事前に整理券を配布して「〇時〇分頃に再度来店してください」と待ちの集団を作らないための工夫がうれしかった。

感染対策で密は避けても、どんぶりの中は密そのもの。ミッチミチに詰まった麺、マシマシのヤサイ、どでかい豚、山盛りのニンニク。

ドゥルドゥルの油が全てを力強く包み込む。カロリーなんて気にせず、無心ですすり続ける。

「ズズズッ! ズズズッ!」と目の前の一杯を楽しむ音が満席の店内のあちこちから響く。ここまで夢中に食べ物に向かうことって、なかなかない。

食べる熱量さえも、密。食べ終わり、パンパンに膨れ上がった腹を撫でながら思った。「これが幸せの3密だな」と。(S)

論争を巻き起こした1品「ポテトサラダ」

今年は何と言っても“論争”にまで広がったポテトサラダです。元々、居酒屋ではマストオーダー、「今日はご飯ありません!」の日にはコンビニで買ってでも食べるぐらいのポテサラ好きでした。

私も自分では作れない代物が故に、論争で話題になった当時、複雑な思いをした記憶があります。

ですが、仕事きっかけで「ポテトフレーク」を知り、妻にも誰にも遠慮することなく、今では好き勝手にポテトサラダを作っています。

写真は定番の材料ですが、コーンの代わりに枝豆を入れたり、麺棒で砕いたカシューナッツを入れたりもします。

そんな私が自慢気に作ったポテサラに「コールスロードレッシング」をサラっと加えて味変させる妻…。さすが! だと思いました。(KK)

半沢直樹も味わった?「手づくり皮の餃子」

緊急事態宣言中の5月。ドラマ「半沢直樹」season2の放送が始まる前に、復習を兼ねて家族でseason1を見返しました。以前に見た際は全く印象に残らなかったのに、今回気になったのが、餃子のくだり。第1話で上戸彩演じる妻の花が、聞き取り調査で本店に向かう堺雅人の半沢直樹に「今日は手作り餃子食べ放題。やけ酒飲まずに帰ってくること」と励まし、これに半沢直樹が「皮は?」と聞き返すと「もちろん手作りですよ」と答える―。

皮はもちろん手作り? そこまでやるの? それって…おいしそう! そんな話で盛り上がった我が家はドラマもそこそこに、子供たちによる皮作りが始まりました。

強力粉と薄力粉をこねて丸めてちぎった生地を麺棒で伸ばす長男と、そこに強力粉をまぶす長女。平べったい形も良かったのか、モチモチ感は佐野のラーメン屋に匹敵するおいしさ。作った子供たちもドヤ顔で、あっという間になくなってしまいました。コロナ禍が生んだ、ひとときの家族共同作業。自分は写真を撮りながら、ただ励ますだけでしたが。(KI)

のどの痛みにも効果実感「タイム」

私が今年魅了されたものといえば、ハーブの「タイム」です。

これまでは、ハーブを使うとしても定番のローリエかローズマリー程度。ですが今年、「栄養素を無駄なく摂る食べ方」シリーズでタイムを取り上げたのをきっかけに、初めて購入してみました。

おそるおそる使ってみると…なんと、かなり自分好みの味だったのです。

それからは、スーパーで買い物するたびにハーブコーナーをチェック。フレッシュが売られていれば必ず購入し、魚や肉を焼くときはもちろん、ビネガーやオイルの風味づけ、チーズに合わせるなど、さまざまに活用しています。

タイムの香りをまとったチキンは最高!
タイムの香りをまとったチキンは最高!

そして、もう一つ驚いたのがのどの殺菌効果。ちょっとのどが痛いなという時、タイムを煮出して飲んでみたところ、たちまち楽に。さすが“殺菌力はハーブの中でトップクラス”の看板は伊達じゃありません(あくまで個人の感想です)。

今では、フレッシュが手に入らない時のためにドライも常備。フレッシュはコップに生けて、目でも楽しんでいます。(CM)