「かまぼこ」や「ちくわ」など、魚介類のすり身を使った魚肉加工品(練り製品)は、ジュニアアスリートの親にとって手軽にタンパク質を摂取できるうれしい食品ですね。ひんぱんに食べている人は、ほかにも「低脂肪、低カロリー」などに魅力を感じているようです。

マイボイスコムが10~70代の男女1万267人を対象に行った調査で、魚肉加工品を「好き」「どちらかといえば好き」と回答した人は合わせて7割強。高年代層で比率が高く、男性60・70代では「好き」が5割弱と特に高くなっています。

魚肉加工品を食べる頻度は、「週1回程度」「月に2~3回」がボリュームゾーン。週1回以上食べる人は5割弱、50~70代で比率が高くなっています。

マイボイスコム調べ
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直近1年以内に食べた魚肉加工品は、「ちくわ」(83.1%)が最多で、次いで「かまぼこ」(77.7%)、「さつまあげ、つけあげ」(62.7%)、「かにかま」(62.1%)、「魚肉ソーセージ」(53.2%)、「はんぺん」(48.3%)、「つみれ」(35.0%)などが続きます。「はんぺん」は関東や中部、「なると」は北海道・東北・関東で比率が高くなっています。

マイボイスコム調べ
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魚肉加工品の魅力は、「そのまま食べられる」(45.3%)がトップ。以下は、「良質なたんぱく質がとれる」「味が良い・好き」が4割前後、「価格が安い」「調理が簡単」「低脂肪、低カロリー」が各3割弱でした。「そのまま食べられる」「調理が簡単」は、女性高年代層で比率が高くなっています。

マイボイスコム調べ
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一方、魚肉加工品に不満がある人は4割弱。不満に感じる点は、「食品添加物が気になる」「塩分がきつい」が各1割強となっています。魚肉加工品をまったく食べない人では、「においが生臭い」「味が苦手」「食感が苦手」が上位3位です。「食品添加物が気になる」は、女性高年代層で比率が高くなっています。

子どもが魚嫌いだったり、作り手が魚料理が苦手な場合は、代わりに魚肉加工品を使ってみても良いかもしれません。ただ、一般的に魚肉加工品は低脂質でタンパク質、カルシウム等を多く含んでいるとはいえ、魚そのものに比べるとカロリーは高く、また糖質や塩分なども高めですので注意しましょう。

なお、回答者からは「好きな魚肉加工品とおすすめの食べ方」として、以下のようなコメントもあがっていました。

・魚肉ソーセージを焼いて、ポン酢をかけて食べる(男性22歳)
・さつま揚げを油、またはバターで焼いてしょうゆで食べるのが一番好きです(男性33歳)
・お魚ハンバーグはスープに入れてもおいしいです(女性30歳)
・そうめん汁に、卵と青ネギ、カニかまを入れる(女性45歳)
・さつま揚げとフキ、タケノコの炒め煮はおかずとして好評。パンロールがおいしい(女性70歳)