オムレツにはこだわり、具材なし

米国での生活に目を向けると、プレー以外ではもリズムをつかみ“マスター”したこともあった。

「オムレツはめちゃめちゃ作りました。オムライスも。簡単なので。基本的には球場で食べますけど、ナイターだったら、朝(自分で)作ったりという感じ」

メジャー挑戦から始めた自炊。オムレツは試食した水原通訳をうならせるほどという。こだわりもある。

「余分な調味料とか使わない方が僕に関してはいいので。むしろ使わないくらい。味は求めていないので。余分な塩分もそうですし、栄養素をしっかりとる方が大事かなと。(オムレツには)具材は基本、入れないです。例えばオムレツを作って、端っこにブロッコリーのゆでたものを添えるとか、そういう感じです。オムレツは具材を入れると、難しくなっちゃうので。語りますけどね(笑い)」 オムライスも今では簡単に作れると豪語する。楽しそうな表情で続けた。

エンゼルスタジアム内に飾られた自身の投球写真を背に、インタビューに答える大谷
エンゼルスタジアム内に飾られた自身の投球写真を背に、インタビューに答える大谷

「簡単じゃないですか。オムレツを作って、割ればいいんですから。バッティングと一緒じゃないですか。経験じゃないですか。ピッって。ピッピッて(笑い)。卵かけご飯がやっぱり一番おいしいですけど」

絶品オムレツを、試行錯誤を繰り返してレベルアップをしていく打撃と通ずると例えた25歳。誰かに作ってもらいたい気持ちにはならないのか?

「母親以外に、あんまり作ってもらった経験がないので。作ってもらいたいのはないですかね。むしろ、余分なものが入っていたりするのが嫌なので。だから、自分でやっちゃった方が楽かなと思います。洗い物が面倒くさいですけどね」

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