<カーリング日本代表を支える舞台裏>

カーリングのパシフィック・アジア選手権(中国・深■)は、男子がコンサドーレ札幌、女子は中部電力が出場し、好調に勝ち進んでいる。アスレシピは、日本代表の食を支援する全国農業協同組合連合会(JA全農)の食事サポートに協力。同会の広報・調査部の管理栄養士とともに、アスレシピでコラムを執筆する管理栄養士の石村智子さんが、補食としておむすびを連日提供している。現地レポート最終回は、海外でおむすびを提供する際の衛生管理や、試合日の補食のポイントについてお伝えします。

調理する際の衛生管理

アスレシピでコラムを執筆する石村さんは、今回のおむすびの提供について、一番注意したのが衛生面だという。同大会が行われる深■は、昼間は25℃を超えて暖かい日が続いている。「まず食中毒を起こさないことが第一。そのための準備を万全にするよう心がけました」(石村さん)。

食中毒予防の3原則は「つけない」「増やさない」「やっつける」。まず大切なのが手洗い。調理する人は手洗いした上で、ゴム手袋をつけて作業。食事を運ぶなど部屋に出入りする人は、マスクとヘアキャップをつけ、土足厳禁にして入り口で靴を履き替えるよう徹底した。業務用の消毒液をそろえ、テーブルや調理器具も、一度の提供が終わるごとにきれいに拭き掃除をした。

調理する時の服装は、エプロン、ヘアキャップ、三角巾、マスクを着用。手はゴム手袋をして調理し、包材もおむすびを作る際に一度もご飯を触らずにすむアイテムを使用した。

衛生管理された調理現場

海外では水道水が飲用に適していない国もあるため、水にも注意が必要だ。石村さんは「今回は炊飯用、洗米用ともにミネラルウオーターを使いました。野菜などを洗う際にも水道水は避けたほうがいいですね」と話した。

提供・保存時間の管理

おむすびを渡すタイミングは、選手の希望によって試合前なのか後なのかが変わる。保存料などは一切使用していないため、消費期限を明記し、その時間までに食べてもらうように徹底した。

毎試合3種類のおむすびを選手に提供

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