3大栄養素のひとつである「タンパク質」は、成長期のジュニアアスリートにとって体を大きくするため、筋肉や骨などを作るために欠かせません。

タンパク質には動物性と植物性がありますが、健康食品会社のキューサイはこのほど、これらを同時摂取するとタンパク質を効率的に体内に吸収し、筋肉の萎縮を抑える傾向があるという研究結果を発表しました。

同社は、人のタンパク質を構成する20種類のアミノ酸がその種類によって吸収パターンが異なることに着目。複数のタンパク質を配合することで、特に筋肉合成に関わる必須アミノ酸BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)の吸収に持続性が見られ、筋肉量も増えることを確認しました。

赤坂ファミリークリニック院長で東京大学医学部附属病院小児科医師の伊藤明子さんは、動物性と植物性タンパク質の摂取量について「目安としては、手のひら1杯分の量、約100グラムを、毎食摂りましょう」と話し、自らが考案した「ダブルたんぱくレシピ」4点を紹介。

赤坂ファミリークリニック院長で東京大学医学部附属病院小児科医師の伊藤明子さん
赤坂ファミリークリニック院長で東京大学医学部附属病院小児科医師の伊藤明子さん

さらに、「植物性タンパク質というと、豆腐と納豆のイメージがありますが、高野豆腐やすりゴマ、きなこ、ナッツなどは組み合わせやすい便利な食材です。ぜひ常備してみてください」と手軽に摂れる植物性タンパク質についてもアドバイスしました。

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