今年からセレッソ大阪の寮母に就任した「カリスマスポーツ料理研究家」村野明子さんが、日刊スポーツのインタビューに応じた。スペイン人のロティーナ新監督(61)の下で新たなサッカーに取り組むC大阪だが、村野さんは「食」から変革をもたらす。

C大阪が「食」でも大物補強

村野さんのJリーグとの関わりは北海道コンサドーレ札幌からスタートし、昨季までヴィッセル神戸の選手寮(三木谷ハウス)の寮母を務め、C大阪が3クラブ目となる。

「今までやってきたことで、役に立つことは増えてきている。それはセレッソでやりたいことに、ずっぽし当てはまります」。C大阪は 「育成型クラブ」を掲げる。その理念に沿った“大物”補強となった。

C大阪の寮母、村野明子さん(2019年3月28日撮影)
C大阪の寮母、村野明子さん(2019年3月28日撮影)

東京で生まれ育ち、結婚するまで実家暮らしで料理どころか、米をとぐことすらなかった。高校を卒業後は、大手化粧品会社の販売員。

スポーツ、料理とは無縁の世界から、現在はC大阪寮長の村野晋(すすむ)氏との結婚を機に人生が変わった。

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