アスレシピは19日、「熱中症対策・水分補給」をテーマにしたオンラインセミナーを開催した。新型コロナウイルスの影響による参加者の健康と安全を考えたオンラインでのライブ動画配信は、5月に続いて2度目。北は東北から南は九州まで、幼稚園~大学生の保護者や指導者、ジュニアアスリートら35人が参加した。
講師は、当サイトでコラムを執筆する管理栄養士の園部裕美さん。「アスリートの熱中症対策と水分補給」と題して、始めに「熱中症対策が必要な理由」や「水分は年齢を重ねるごとに減っていく」ことを説明。その上で体重や尿、熱による脱水症状の見極め方や、運動前後に必要な水分、詳しい栄養摂取の仕方などを解説した。
講義は、途中に「練習や試合前後に体重測定をしているか」「朝ご飯は米食かパン食か」などの質問アンケートをはさみながら進行した。参加者からは「水しか飲めない規定の場合、練習前後にどんな熱中症対策を取ればよいか」「暑さ対策で練習前後に有効な食べ物は」「小学生で水分補給の間隔と量はどれくらいが良いか」などの質問が寄せられて、1つ1つ丁寧に答えていった。最後には、これからの暑い時期にオススメのレシピも3つ紹介された。
園部さんは「この夏、熱中症を起こさないことを目標にいろいろやることは体づくりにも関わってきます。『熱中症対策をしていたら体が強くなった』『免疫力が強くなった』こともあると思います。体はつながっているので、ぜひ意識してやってみてください」と呼びかけた。
アスレシピは今後、各会場でのリアルセミナーとオンラインセミナーを並行して行っていく予定。7月4日、30日には、ともに同じ内容のスポーツ栄養セミナー「アスリートの食事・実践編」をオンラインで開催する。