アスレシピは25日、スポーツ栄養セミナー「アスリートの食事・基本編」をオンラインで開催した。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために「密」になる状況を避けて、初めてオンラインでセミナーを実施。幼稚園~大学生の子供を持つ保護者やアスリート、指導者らが北は北海道、南は九州まで全国から54人参加して、管理栄養士の石村智子さんの講義に耳を傾けた。

講義は「アスリートに食事が大切な理由」から始まり、過不足なく5大栄養素を摂取するための「基本の食事の形」を説明した。主食、主菜、副菜、乳製品、果物の5つの「基本の食事の形」に毎食整えることが大切だとして、たとえば「カレーライスだった場合は?」という具体例を出して分かりやすく解説した。

講義をする管理栄養士の石村智子さん(右)と、アスレシピの飯田みさ代編集長

また、献立を考えるときに副菜にあたる野菜の種類や量が少ないことも指摘。副菜に含まれる栄養素の大切さを強調し、対策の1つとして「汁物やスムージーの活用」を提案した。ほかにも、熱中症対策にもなる「運動時の水分補給のポイント」も説いていた。

モニターを使いながら講義を行う石村さん(手前)

途中で「アスリートの食事として日頃気をつけていることは」「献立を考える時、何から決めているか」といった質問アンケートを挟みながら、約2時間の講義。参加者からチャットで寄せられた「市販の野菜ジュースを飲んで1日分のノルマ達成と満足していいか」「食べる量が減る場合、高カロリーな食事を食べさせた方がいいか」などの質問に答え、最後には3つのオススメレシピも紹介された。

新型コロナウイルスによってスポーツが制限されている今、免疫力アップや抵抗力をつけるという「コロナに負けないカラダづくり」を考えていく必要があるものの、気負いすぎる必要もない。「100点満点ではなく60点の日があっても、『基本の食事の形』に整えるように日々、食事と向き合っていくことが大切です」と説き「コロナで苦労されている保護者、アスリートがいると思いますが、この状況をうまく使って、いつもよりも睡眠時間を確保したり、じっくり料理と向き合うことを行うことを、コツコツと続けていただければ」と話していた。

密を避けながら実施されたオンラインセミナー

アスレシピは今後、各会場でのセミナーとあわせてオンラインでも随時、開催していく予定。6月19日には「熱中症対策・水分補給」をテーマにしたセミナー開催を予定している。

最後に2人でアスレシピポーズ