夏の大きな大会で3年が引退し、1、2年主体の新チームになった部活動も多いでしょう。新たにレギュラーになった選手、チームの要だった先輩が抜けてキャプテンなど中心メンバーになった選手と、秋は環境や役目が変わる時期でもあります。

そんな時はこれまで以上に、無意識に神経を使っています。食事も、ストレスを和らげ、リフレッシュできるようなものに工夫するといいでしょう。

ストレス緩和の栄養素は

神経の働きを正常に保つ栄養素はカルシウムとビタミンD。GABA(ギャバ)というアミノ酸の一種も脳や神経をリラックスさせてくれます。ストレスに対抗し、心身を守るためにアドレナリンという副腎髄質ホルモンが分泌されますが、アドレナリンの合成にはビタミンCが必要です。

また、気持ちを穏やかにするセロトニンは、トリプトファンから作られます。このトリプトファンは食事から摂らないと、体内で作り出すことができません。鶏肉、魚、卵、牛乳、チーズ、豆腐と、主菜になるものに多く含まれます。

今回は、これらの栄養素をたっぷり含む「キラキラジュレリー」を紹介します。GABAやリコピンを含むトマト、ビタミンC豊富なブロッコリー、トリプトファンを含む卵、カルシウムの多いチーズと、メンタルを落ち着かせる栄養素の代表的な食材をジュレでまとめた一品です。

このストレス社会、選手だけではなく、家族みんなで一緒に食べてみてください。ゼラチンで固めればいいので、色々な食材を試しながら、継続して食べるといいでしょう。

管理栄養士・山口美佐