この夏、テニス競技は年齢別に大きな大会が集中してし、ジュニア、小学生、中学生、高校(インターハイ)、大学(インカレ)と全国大会が次々と行われます。普段は「基本の食事」で身体の土台を作っていると思いますが、試合に合わせた食事を計画しなければなりません。

 テニスは1日にシングルス、ダブルスともに1試合ずつ行われます。優勝するまでに5日間連続で各5試合こなさなくてはなりません。

 ビッグな大会では、3セットマッチとなり、試合時間は早くても1時間以上、3時間を超えるものもあります。対戦相手によっても試合内容が変わり、ラリー戦になるとより試合時間も長く、集中力、持久力が不可欠になります。

 開始時間が読めないのも特徴で、逆算して食事をとるのが非常に難しい競技。また、コートサーフィスでも体感温度が違うため、各種調整が必要です。

 戦い抜くための体調作りに、朝食はできるだけ6品揃え、しっかりとるようにしましょう。会場では、持久力を継続できるよう糖質を中心とした補食、昼食を摂ります。タンパク質も加えたものがいいですね。

おにぎらずのように簡単に作れて食べやすい「コキンパ」

 消化を考え、試合と試合の合間が2時間以上あくならば、韓国風のり巻きのキンパを小さくした「コキンパ」はいかがですか? おにぎらずのように簡単に作れて食べやすく、栄養素も凝縮しています。今回の具のポイントは以下ですが、お好みのものをアレンジするのもいいですね。

<具のポイント>
ノリや豚肉に含まれるビタミンB1で、ご飯の糖質をエネルギーに代えます。
卵で良質のタンパク質をとります。必ずしっかり火を通しましょう。
ホウレン草は鉄が豊富。汗とともに失われ、ハードコートで踏み込んだ足の衝撃から破壊される鉄を補給します。

管理栄養士・山口美佐