日常生活において、スポーツをすることが最もエネルギーを使います。そのエネルギーをしっかり補充しないと、子どもたちは成長期に身長が伸びず、体重も軽くなり、力強いプレーができなくなってしまいます。通常の食事とは別に、練習や試合で消費したエネルギーは「補食」を摂ることで、その問題が解決できます。

 補食は、練習前、練習中、練習後の3回に分けて摂りましょう。どれだけ食べるかは、選手の性別や体格、練習時間や内容によって異なります。特に男性は、女性より筋肉質なため、水分を多く必要とするので、練習中の水分量が足りているか気をつけてください。

 補食の内容は、エネルギー補給のための主食(糖質)、筋肉のダメージを修復するための乳製品(タンパク質)、栄養素の吸収を手助けするための果物(ビタミンC)。乳製品については、水分(牛乳など)で摂る方が吸収されやすく、早く効果が出ます。具体例としては、主食のおにぎり、乳製品の飲むヨーグルトか牛乳、そして果物はミカンなどがいいでしょう。

補食におすすめな「ラップサンド」

 今回は主食、乳製品、果物が揃って手軽で食べやすい「ラップサンド」を紹介します。果物を巻いたサンドイッチと、牛乳、ドライフルーツのセットです。

 主食のパンで、糖質(エネルギー)が補給できます。糖質をしっかり摂り、練習のエネルギーを補給することは、疲労を防ぐポイントの1つとなります。乳製品の牛乳は、筋肉のダメージの修復を促進し、回復を早めることができます。果物に含まれるビタミンCで、栄養素の吸収を手助けをします。

 ここで注意したいのは、果物でもビタミンCがごくわずかしかないものがあること。例えばバナナ。私が提唱する「テニス栄養」では、バナナは果物ではなく、糖質の主食部類に入ります。そのため、今回はパイナップルとキウイフルーツを使いました。さらに、ドライフルーツを加えることで鉄分の補給にもなります。