亜鉛はタンパク質の合成や、骨の発育、新陳代謝などに欠かすことのできない必須ミネラル。免疫や消化、吸収、排泄などに関与する酵素の働きにも欠かせません。
アスリートは、日々トレーニングや練習を行い、筋肉や内臓、骨などを傷つけ、修復するということを繰り返します。繰り返すことで強靭なカラダを作ることができます。そこでタイミング良く、栄養価が高く必要な食品を摂取すると、よりスムーズにカラダを作れます。
亜鉛は肉類、魚介類、穀類に多く含まれていますが、植物性のものに偏った食生活や、インスタント食品ばかりの食事を続けていると、亜鉛不足に陥ることになります。
亜鉛が不足すると、ホルモンの活性に影響を与えたり、傷の回復が遅れたり、疲労の原因にもなったりするため、成長期の選手は積極的に取りたい栄養素です。過酷な減量によって食事そのものの量が減り、必要な栄養素が摂取できないと、軽度の味覚障害を招くこともあるそうです。
今回のレシピは、牡蠣を使った「牡蠣のチャウダー」です。「海のミルク」と言われるだけあって、牡蠣は亜鉛をはじめ、カルシウムや鉄、マグネシウムなどミネラルバランスの優れた食材です。牡蠣は今が旬です。ぜひお試し下さい。