ジュニア世代のアスリートたちは、とにかく運動に、勉強にと大忙し。時間がない時、ゆっくり食事ができない時でも、栄養バランスを考えて食事を提供するご家族は本当に大変だと思います。

時間がない時は、ついつい炭水化物摂取に偏りがちですが、そんなときこそ、一皿に主菜(肉や魚)と主食(炭水化物)を同時に盛り付ける「具だくさんパスタ」がとっても便利です。

パスタを鍋に投入して茹でている間に、肉や魚などのタンパク質、ビタミンやミネラル補給に役立つ野菜やキノコ類をフライパンでさっと加熱。そこに茹でたパスタを合わせてワンプレート料理にすると、ボリュームもたっぷり、栄養バランスもとりやすくなります。

今回は、高タンパク・低脂肪で知られるカジキを使った「カジキとナスの具だくさんパスタ」を紹介します。

カジキに含まれるビタミンDはカルシウムの吸収を向上させ、カリウムは過剰なナトリウムの排出に役立ちます。また、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)といった青魚に多いオメガ3系脂を含んでいます。サバやイワシのようにちょっとクセのある青魚が苦手でも、カジキなら食べやすい味わいなのでオススメです。

いつものパスタ料理にはちょっと多いかな? と思うくらいの具のバランスで作るのがポイントです。ショートパスタ(マカロニ、ペンネやフジッリなどの短いパスタ)を使うと、より具と一緒に食べやすくなります。

料理家・山内千夏