カツオは旬が年に2回あります。秋の「戻りカツオ」は脂がのって濃厚な旨みがたっぷりなのに対し、初夏の「初カツオ」はさっぱりした味わい。赤身が多いため、良質なタンパク質が豊富で低脂肪、カルシウムやビタミンもたっぷり含まれています。

特に赤血球を作る力を持つビタミンB12やナイアシンの含有量は、魚の中ではトップクラス。血合いの部分には鉄も多いので、残さずいただきましょう。タウリンは、疲労効果が期待できるといわれる栄養成分です。

さっぱりした味わいの初夏の初カツオを使った「カツオのカツレツ」

ただ、カツオは「生臭く感じてお刺身では食べにくい」という方もいるでしょう。そんな方にオススメの食べ方が、今回のレシピ「カツオのカツレツ」です。

カツオは、刺身用のサクのまま調理しましょう。カロリーが気になる揚げものですが、サクごとパン粉をつけてしまえば、吸う油の量もぐっと下がります。

通常の揚げものをする時とは違い、フライパンに1cm弱の油を注ぎ、こんがり焼くように揚げてみてください。周りがカリっと仕上がります。肉と違って、中が半生でも食べられるのが刺身用のよいところです。

今回はニンニクを効かせたトマトソースを添えていますが、ポン酢をつけたり、シンプルに塩とレモンだけで食べたり、お好みで食べ方をアレンジしてみてください。

料理家・山内千夏