魚へんに雪と書く「鱈(タラ)」。まさに冬が旬の食材のひとつです。

タラは高タンパクで低脂肪。脂質はなんと100gに0.2gしか含まれていません。そのため、とても淡泊な味わいで食べやすく、味付けを工夫すれば、小さな子どもからお年寄りまで誰でもおいしく食べられるのです。

タラにはグルタミン酸などのうま味成分も含まれるので、鍋料理の具材にした場合、煮汁も一緒にいただくのがおすすめ。ムニエルのほか洋風にするなど、さまざまな料理に使えます。

「真ダラの包み焼き」。蒸し焼き状態で素材がふっくら仕上がります
「真ダラの包み焼き」。蒸し焼き状態で素材がふっくら仕上がります

今回のレシピは「真ダラの包み焼き」です。以前、イタリアには「カルトッチョ」という名の包み焼き料理があると紹介しましたが、中身が蒸し焼き状態になるので、素材がふっくらとし、旬の味を一層おいしく味わえます。

皮のぬめりと水分拭き取る

ところで、タラの生臭さが気になる方もいるでしょう。切り身で売られているタラの黒い皮の部分を包丁やナイフでこすってみてください。グレーがかったぬめりがとれます。このぬめりや、タラから出てくる水分が臭みの元なので、買って来たら表面の水分をしっかり拭き取り、皮を軽くこすってぬめりをとりましょう。ぜひ一度、お試しになってみてください。

料理家・山内千夏