寒さに負けない!あったかほっこり弁当

スープジャーは使う前に、お湯を入れて5分程度温めておくのがポイントです。このちょっとした手間で、朝作ったものがお昼を過ぎても温かいまま食べられます。中身が漏れないように入れすぎには注意しましょう。

鶏と冬野菜のしょうゆうどん
学校でも食べやすいように、ハヤタの主食にうどんを入れました。スープジャーの汁物の中にうどんを入れても、うどんに汁をかけてもいいですね。汁物は、冬野菜の大根と白菜、サトイモと具だくさんにしています。サトイモは生でも冷凍でも使いやすい方を利用してください。

また、汁に少しとろみをつけることで冷めにくくしています。ゆずの皮を入れると、スープジャーを開けた時にゆずの香りがして食欲をそそります。

じゃことシソのおにぎり
汁物に少し塩分があるので、おにぎりのご飯は少し味をつける程度と控えめにし、シソの香りをつけています。シソが苦手な人は、大根の葉を細かく切って油で炒め、味付けしたものを代用してもおいしいですよ。

ニンジンと塩昆布のあえ物
千切りにしたニンジンをレンジで温めて、塩昆布とオリーブ油とあえれば出来上がりです。オリーブ油にはビタミンE も含まれています。油を控えている人もいると思いますが、質の良い油を選んで使うことも大切です。

豆苗とサバの炒め物
豆苗は比較的安価で、1年中食べられる野菜です。軽く火を通して缶詰のサバを汁ごと加えるだけでお弁当の副菜になります。今回はみそ味の缶詰を使ったので調味料いらずです。

ミカン
秋から冬が旬のミカンは持ち運びもしやすく、この時期のお弁当の果物として使いやすいですね。柑橘類の香りはストレスや緊張を和らげる働きがあるとも言われています。

エミとヨウコさんはうどんをなしにして、エネルギー量を調整
エミとヨウコさんはうどんをなしにして、エネルギー量を調整

ハヤタのお弁当のエネルギー量は850kcalの計算です。キュウジさんは、おにぎりの分量を1/3に減らします。妹のエミとヨウコさんはうどんなしでおにぎりだけにして、エネルギー量を調整しました。

家族に感謝、大きなケガや体調不良のない1年

ハヤタはこの1年、大きなケガをすることもなくテニスに励むことができたのは、家族の協力があったからだと感謝しています。エミは成長するにつれて体調を崩すことが少なくなり、今年はベストタイムを出すことができました。キュウジさんは健康のために運動を始め、ヨウコさんは家族が体調を大きく崩すことなく過ごせて安心しています。

アスレシピを通して食事の大切さを考える毎日。ハヤタやエミが無事に練習納めをできるように、ヨウコさんは今日もお弁当を作ります。

管理栄養士・さとうまきこ