持久力アップのための食事のポイントは、消費したエネルギーをしっかり補うことが基本です。

ご飯などの糖質を含む食品は、ブドウ糖に分解され、小腸で吸収され、体内でグリコーゲンとして筋肉や肝臓に蓄積されてエネルギーに変換されます。筋グリコーゲン量が高い方が、一定強度で長時間の運動を続けることができると言えます。

また、糖質摂取の際には、エネルギーに変換させる働きを持つビタミンB1を一緒に摂ると、効率良くエネルギーに換えることができます。

血液をサラサラにする必須脂肪酸

加えて、最近注目されているのが、EPA(エイコサペンタエン酸)という青魚に多く含まれる脂です。体内で合成できないため、食べ物から摂らなければならない必須脂肪酸です。

EPAは血液をサラサラにし、血栓を防ぐため、心筋梗塞や脳梗塞などの予防にも効果があると言われています。青魚を食べている人とそうでない人では、血液中のEPAの値が全く違います。

EPAを摂取することで血流が良くなるので、酸素や栄養をカラダ中に運びやすくなります。血流が良いと心臓への負担も少なく、バテにくく、また持久力アップにもつながりますし、炎症を抑える働きもあると言われています。

肉料理に偏りがちのご家庭も多いのではないでしょうか? 1週間に何回かは魚メニューを取り入れることをおすすめします。切り身の魚なら下ろす手間もなく、骨も少なく食べやすいので、まずはそこから始めましょぅ。

切り身の魚で手間なく調理できる「ブリとネギの黒酢炒め」。野菜は旬のものを使って応用しましょう

写真は「ブリとネギの黒酢炒め」です。ブリはタンパク質を多く含みます。天然のブリは冬が旬ですが、最近では品質が良い養殖のブリが出回っており、季節問わずに使えるので便利です。

今回は長ネギと赤パプリカを使用しましたが、野菜は旬のものを使って応用してください。

管理栄養士・石村智子