アスリートが、補食としてよく利用しているのが「カステラ」です。コンビニなどでも簡単に購入ができ、持ち運びやすいため、練習前後にも食べやすく、エネルギー補給に利用されています。

今回はカステラの栄養価について紹介していきましょう。

原材料は小麦粉、卵、砂糖

カステラは室町時代の末期、ポルトガル人によって長崎に伝わったと言われています。その種類は、デパートなどで販売されている高級カステラから、スーパーやコンビニにあるものまで様々です。

原材料は小麦粉、卵、砂糖なので、まさしく「エネルギーに変わりやすい栄養バランス」と言えるでしょう。油を含んでいないので、練習前にも、後にもおすすめです。

カステラ1切れでおにぎり1個分

カステラ1切れ(約40~50g)で160kcal前後のエネルギー量があり、コンビニのおにぎり1個分に相当します。比較的日持ちもするので、エネルギー補給のために自宅に常備しておくといいですね。

補食として、市販の蒸しパンとよく比較されますが、蒸しパンはメーカーによってエネルギー量が1個280~480kcalと幅があります。また少量ではありますが、原材料に油を含んでいるものがあります。これらの違いを理解した上で、自分の状況やコンディションによって細かく使い分けても良いですね。

今回紹介するレシピは、カステラを使った「イチゴのトライフル」です。

同じくカステラを使ったケーキなどと比較しても、カロリーオフで作れるスイーツです。油脂を使っていないため、エネルギーとしても消費しやすく、安心して召し上がれます。これからイチゴがおいしくなる季節です。アスリートは躊躇(ちゅうちょ)しがちなスイーツですが、たまのご褒美にお試しください。

女子アスリート/管理栄養士・上木明子