コロナ禍の外出自粛などにより自宅で過ごす時間が増えました。運動不足を懸念して意識的に運動をするようにしている人も少なくないかと思いますが、全体的にみると運動をする頻度や時間が減ったという人が多いことが、マイボイスコムの調査でわかりました。

調査対象となった10~70代の男女10035人のうち、日頃から運動をしている人は42.3%。どのくらいのレベルの運動をしているのか尋ねたところ、最も多かったのは「軽度の運動」(26.1%)。以下は「中程度の運動」(14.6%)「激しい運動」(1.6%)で、一方、「運動はほとんどしていない」と回答した人は36.6%でした。

マイボイスコム調べ
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運動している人に頻度を尋ねると、「ほぼ毎日」が最多で31.4%、次いで「週3~4日」が29.5%となり、全体の約6割が週3~4日以上運動していることがわかりました。中でも男性60~70代は「ほぼ毎日」が4割と多く、男性30代では「週1~2日」が他と比べて多い結果となりました。

マイボイスコム調べ
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また、今年の3月以前と比べて運動する頻度や時間に変化があったか尋ねたところ、「増えた」と答えた人が1割、「減った」と答えた人が3割弱となり、全体の約4割がコロナ禍で運動の頻度や時間が変化したことがわかりました。性別・年代別に見ると、男性10~20代では増えた人が多く、女性60~70代では減った人の比率が高くなりました。

マイボイスコム調べ
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運動をする理由としては「健康のため」(82.1%)が最多。次いで「体力保持のため」(44.1%)「体力をつけるため」「リラックス・気分転換のため」「筋力をつけるため」が3割前後で続きました。高年齢層では「健康のため」「体力保持のため」の比率が高く、女性10~40代では「ダイエットのため」「シェイプアップのため」「体力をつけるため」と回答した人が多い結果となりました。

運動時に気をつけていることについては、「毎日継続できるように比較的筋トレの回数を少なくして習慣づけるようにしている」(男性26歳)「決まった時間にメニューをこなすこと」(女性46歳)「数字(距離、回数、時間、体重、体脂肪等)を追わない」(女性56歳)といったコメントが寄せられました。