バドミントンの羽根で打撃練習

谷口外野手が野球を始めたのは小学1年生のとき。バットを使って打ち込んでいたのは、ボールではなく…。「3つ上の兄がいたので、学校から帰ってきたら2人でバドミントンの羽根を使って、打撃練習をしていました。どれだけ打っても、あまり散らばることがないので、思い切り振ることができましたね」。家の近くの公園で、暗くなるまでバットを振り込んでいました。

バドミントンの羽根を使って打撃練習を繰り返していた谷口外野手
バドミントンの羽根を使って打撃練習を繰り返していた谷口外野手

その時々で変化する羽根の動きを野球ボールに見立て、イメージしながら練習していたといいます。「羽根は(直球のように)ピュッと速く来る時もあれば、(変化球のように)微妙に動く時もある。そういうのをイメージしたことで、振る力がつけられたのかなと思います。狭い場所でもできる練習だと思うので、ぜひ実践してみてください」。

◆谷口雄也(たにぐち・ゆうや)1992年(平4)6月1日、三重県生まれ。愛工大名電では高校通算44本塁打。10年ドラフト5位で日本ハム入団。12年9月4日楽天戦でプロ初出場。17年の春季キャンプで右膝前十字靱帯(じんたい)を損傷し、同年は1、2軍戦ともに出場なし。18年9月に1軍復帰。オフには背番号を64から4に変更した。プロ通算257試合で7本塁打、41打点、打率2割4分3厘。今季推定年俸1300万円。182センチ、91キロ。右投げ左打ち。

(2019年11月20日、ニッカンスポーツ・コム掲載)