理想の体づくりのために、増量や筋肉量を増やしたいときに、まず思い浮かぶ食事や食材は何でしょうか。

「プロテインを増やせばいい」と考える方もいるでしょう。もちろん、それも選択肢の1つには違いありません。

ただ、安易にプロテインを増やすことは、タンパク質の過剰摂取につながる可能性もあるのでおすすめしていません。特にジュニア期には、内臓の発育発達の観点からも、タンパク質はできるだけ食品から摂取して欲しいと考えています。

白身魚が原料、身近で手に入りやすい

高タンパク質、低脂質で手軽に手に入る食品として「ちくわ」があります。スーパーやコンビニでも売られていて身近な存在ですが、「タンパク源」と認識していない方もいるかもしれませんね。

ちくわの原材料は魚です。メーカーによって違いはありますが、スケソウダラ、イトヨリダイ、ホッケ、エソなどの白身魚です。食べたり料理したりするのに「生の魚や魚料理は苦手」という方でも、ちくわ、かまぼこ、カニカマなどの魚肉練り製品なら取り入れやすいのではないでしょうか。

最近では、魚肉タンパク質の研究が進んでいます。魚肉タンパク質は肉タンパク質よりも消化がよいことが分かっています。また、一部の白身魚が筋肉発達に前向きな効果があると報告されるなど、魚肉タンパク質の機能性も注目されており、アスリート向けのちくわやカニカマなども商品化されています。

以前のコラム「魚の缶詰で手軽に栄養価の高い食事を、時短でリーズナブルと良いことずくめ」で魚の缶詰の活用について紹介したように、強い体づくりのためには色々な食品からタンパク質を摂ることが推奨されています。ちくわや缶詰など身近にある魚のタンパク質も味方につけて、毎日のトレーニングに励みましょう。

今回はお手軽レシピ「ちくわと豆苗のたまご炒め」を紹介します。ちくわはそのままでも食べられますが、料理に使うことでほかの食材も加わるので栄養価が上がります。材料を食べやすく切ってさっと炒めるだけなので、あと一品、手軽にタンパク質を追加したいときにおすすめです。

※魚肉練り製品は塩分が高いので、腎疾患がある方、高血圧の方は注意が必要です。

参考文献:岩田純 編.スポーツ栄養学(アイ・ケイ コーポレーション)p.40

KAGOSHIMA食×スポーツ/管理栄養士・久永まゆみ