寒さが厳しくなり、インフルエンザも流行していますね。寒くなると起きるのが億劫になり、私も毎朝ギリギリまで布団の中で粘っています。適度に体を動かすことは、健康を維持するためにとても大切ですが、現代人は、昔の人と比べて体力が低下していると言われます。

30年前よりも体格は上回る現代の子ども

文部科学省が毎年行っている「体力・運動能力調査」では、現代の子どもとその親世代である30年前の子どもとを比較すると、多くの項目において「親世代を下回っている」という興味深い結果が出ています。身長・体重などの体格に関する指標については親世代を上回っているにもかかわらずです。30年前と比べて生活が豊かになったことで、栄養状態が改善されて体格が良くなった半面、便利になりすぎて生活の中で体力を必要としなくなった結果とも言えます。

共働きで多忙、自分のことは二の次

もうひとつ注目したいのが、40代女性の体力低下です。近年、特に下降傾向が顕著で10年前の体力・運動能力調査の結果と比較すると、ほとんどの項目が10年前を下回っています。

共働き世帯が増加したことで多くのお母さんたちは多忙を極め、自分の健康のための運動どころではないという現状が見えますね。これは、女性の家事や育児の負担割合が大きい日本ならではの傾向だとも言われます。

この時期の運動不足・筋力不足・やせは、高齢期に入ってからの骨粗しょう症やフレイル(加齢による機能低下)のリスクを高めます。子育て中はつい自分のことは二の次になりがちですが、忙しい中でもしっかり食べて体を動かして健康を維持したいですね。

量は減っても意識したい「まごわやさしい」

運動量が少ないとおなかも空かず、食事が簡素になりがちですが、それでは必要な栄養素をまかなうことができません。ケガやオフなどで運動量の少ないアスリートも、食事量が減っても必要な栄養素はしっかり確保したいですね。食事量が少ないときは、食事の「密度」が重要です。特に意識したいのが「まごわやさしい」です。

ま…まめ
ご…ごま
わ…わかめ
や…やさい
さ…さかな
し…しいたけ
い…いも

「まごわやさしい」は日常にある食材ばかりですが、意識しないと摂らないものもあります。大切な栄養素を含む食材リストですので、毎日の食事で外さないように心がけましょう。

今回紹介するレシピは「レンコンのチーズ焼き」です。「まごわやさしい」に当てはめると、レンコンは野菜に分類。野菜の中でもレンコンのような「根菜」は積極的に摂りたい食材のひとつです。シャキシャキとした食感とチーズの香りでお箸がすすみますよ。

KAGOSHIMA食×スポーツ/管理栄養士・川口郁子