今年は、私が住む鹿児島で国体が開催されます(かごしま国体10月7日~17日)。もともとは2020年に開催予定だったものが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、さまざまな調整の後に、特別大会として開催できることになったので、地元でも期待されているものです。

そんな国体に向けて、参加する選手・監督やスタッフが最良のコンディションで活躍できるよう、栄養面や衛生面に配慮し、かつ鹿児島らしさを盛り込んだ食事を提供するというコンセプトの下、かごしま国体・かごしま大会の大会実行委員会編集で「標準献立レシピ集」(https://kagoshimakokutai2020.jp/kondate/)が作成されました。

燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会標準献立レシピ集の表紙
燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会標準献立レシピ集の表紙

その中には、単品メニューやセットメニューのレシピの数々だけでなく、スポーツ選手の食事のとり方も掲載されていて、試合期の食事についても簡単に学ぶことができます。スポーツ栄養に興味のある方や鹿児島の食に関心のある方はぜひ、ご覧くださいね。

選手を受け入れる宿泊施設も「スポーツ栄養」

開幕まであと100日ちょっとです。県内のホテル、旅館など選手を受け入れる宿泊施設の方々には、選手への献立作成の参考にしてもらおうと、このレシピ集を使ったスポーツ栄養の普及活動も行っています。選手や指導者が食事に対する知識を持っていることはもちろん大切ですが、遠征先の宿泊施設の方々にも「スポーツ選手はこういう食事を望んでいるんだ」ということを事前に知ってもらうことで、選手やチームとの食事の調整についてスムーズに進めることができます。

国体をきっかけに、スポーツを「する」選手たちだけでなく、「支える」方々にも、スポーツ選手の食事について理解が広がってほしいと思っています。

今回は「具だくさんのさつま汁」を紹介します。さつま汁は鹿児島の郷土料理の中でも、家庭で手軽に作れて人気の高い料理です。

具だくさんのいいところは、1杯でたくさんの栄養がとれること。レシピに使った食材は、鶏もも肉、厚揚げ、サツマイモ、ニンジン、大根、干しシイタケ…と鹿児島らしいスタンダードなものを使用しましたが、自宅にある食材を追加するなどアレンジしてください。

みそも麦みそを使い、より鹿児島風にしたい場合は黒砂糖を少々加えるといいでしょう。骨付きの鶏肉を使ってしっかり煮込むと、さらに本格的な味わいになりますよ。ぜひご賞味ください。

KAGOSHIMA食×スポーツ/管理栄養士・久永まゆみ