こんにちは! KAGOSHIMA食×スポーツから5回目の登場となる今村です。

新型コロナウイルス感染拡大防止のために休校、テレワーク、外出自粛…など、誰もが今までにない生活を余儀なくされています。アスリートにとっても、大会が中止、部活ができない、練習施設が使えないなど、これまでの競技環境が当たり前ではなかった現実にストレスを感じる選手も少なくはないと思います。

しかし、こんな時こそ! と、自宅でのトレーニングや試合の分析に時間を使っている選手の声を聞くと、私たちもとっても励みになります。是非、食事や栄養について勉強する時間としても使って欲しいと願っています。

欠食は禁物、糖質中心の食事を

さて、どうしても運動量が減り、生活時間が乱れてしまうと、おなかがすかない、食欲が沸かない、朝ご飯を抜いてしまう、食事の量が減る、逆に食べ過ぎるなどと、感じる方はいませんか? これは、外出自粛の今だけではなく、試合日やオフ期にも言えることではないかと思います。

このような時でも食事を「抜く」ことだけは禁物。アスリートの皆さんは何かを「食べる」ことが必要ですし、やはり糖質を中心とした食事を食べておきたいものですね。

好きな味や具、野菜たっぷり汁物を

では、何を食べればいいのでしょうか。簡単に糖質を摂りたいならば、おにぎりやパンを単品で食べても構いません。もう少しだけ気を使うならば、ビタミンやミネラルを足してコンディションを整えておきたいところです。

そんな時に私は、野菜たっぷりの汁物をお勧めしています。野菜をたくさん入れた汁物は、食欲がない時でも食べやすい1品。さらに、作り置きしておけば、忙しい時でも簡単に栄養補給が可能です。材料も味も好きなものでOK。初めての料理の時でも挑戦しやすいのではないでしょうか。

食べやすい野菜たっぷりの汁物に、糖質源を加えたらもっと栄養価が高まります。そこで今回は、野菜をたっぷり使った汁物の中から、九州の郷土料理「だご汁」を紹介します。熊本県では「だご汁」、大分県では「だんご汁」と呼ばれるこの料理は、関東でいう「ほうとう」に似ているかもしれません。

小麦粉を練って伸ばしてちぎった団子

たっぷりの野菜と肉の入ったみそ汁に、小麦粉を練って伸ばしてちぎった「だご」が入っています。糖質源の小麦粉、タンパク質源の肉にみそ、ビタミン、ミネラル源の野菜を全部一緒に摂ることができます。

トレーニングや試合の前に食べる場合はだごを多めに、体を作りたい場合は皮なしの鶏肉をたっぷりと、減量中の人はだごと肉を少なめに、といったように材料の量を変えることで栄養価を調節できるのもお勧めの理由です。

KAGOSHIMA食×スポーツ/管理栄養士・今村佳代子