新型コロナウイルスの感染拡大防止のための休校措置で子どもたちも活動が制限されて、窮屈になっていたと思います。4月になり間もなく新学年、新学期。始まるまでの空いた時間で最高の1年にするための準備をして、スタートダッシュをしましょう。

そこでおすすめしたいのが「目標設定」をすることです。

「とりあえずこれを食べたらOK! という食べ物はありますか?」という質問を受けたことがあります。残念ながらそのような魔法の食べ物はなく、必要な栄養を食事で継続的にとっていくことこそが一番の近道です。

しかし、ただ「食べるのが大事」「継続が大事」と伝えるだけでは、元々好き嫌いがある子、小食の子、食べることに関心がない子にはなかなか響きません。なぜなのか、という知識ももちろん大事ですが、子どもたちが取り組むために重要なのが、主体的であること、自分からやりたい! やる! と思うことです。

ジュニア選手の目標設定の仕方

そこにもつながる目標設定の方法を、成長期のジュニアアスリートを想定して例を挙げてお伝えします。

(1)目指す姿や選手像【目的地】

 →明確、具体的であるほどいいです。数値化できる指標を入れ、期間を設定しましょう。 (例)身長・体重・タイム・スキル等

(2)今の状態【出発地点】

 →体格(成長の過程)、食事の摂取状況(回数・量・内容)・練習状況・睡眠

(3)目標と現状とのギャップ(差)の確認【距離】

 →どこがどのくらい不足しているか

(4)ギャップを埋めるために必要な行動【道のり】

 →食事・練習・日常生活・その他

注意点は、(3)(4)において正しい知識が必要だということです。問題と対策をはき違えてしまうと、時間が長くかかったり、成長に影響を及ぼす可能性もあります(例:誤った減量によってエネルギー不足となる)。分からないときは専門家に相談し、一緒に考えることで、自分では気付かなかった問題を発見できるかもしれません。

やること明確、やる気もアップ

このように目標設定をしっかりすることで、選手自身がやるべきことが明確となり、「やる気」を起こすことにもつながります。また、保護者の協力が不可欠な成長期においては、お互いに目指すところ、取り組むことを共有することで、感謝の気持ちが生まれたり、コミュニケーションが増えたりと、異なるメリットがあった事例もありました。ぜひ親子で一緒に目標設定と、そのための計画を具体的に立てて取り組んでみてくださいね。

今回紹介するのは、免疫力アップのためのビタミンが豊富な「ミカンスムージー」です。ミカンをはじめとした柑橘類はビタミンCやクエン酸、β-カロテンなどがとれます。旬の身近な柑橘フルーツで是非作ってみてください。

私の所属するKAGO食スポーツでは、休校で時間ができた子どもたちを対象にした10日間の食育動画を配信しました。そこでも目標設定について具体的に紹介していますので、参考にしてください(https://note.com/kagosyoku_spo/m/ma3aa2e97ee45)。

KAGOSHIMA食×スポーツ/管理栄養士・田畑綾美