KAGOSHIMA食×スポーツの第3回を担当する管理栄養士の川口郁子です。高校専攻科の保育士養成課程で、保育士を目指す学生を指導するとともに、併設の保育園にて給食管理・食育業務を担当しています。

幼少期から食べることが大好きで、栄養素や身体の代謝に興味を持ち、栄養士の道を志しました。大学卒業後、管理栄養士として委託給食会社に勤務し、スポーツ系学生寮、保育施設、事業所等で実務を経験。その後、地元鹿児島に帰郷し、現在に至ります。

練習前後のケア、休養と食事

さて、夏の暑い時期は多くの競技で合宿や遠征が組まれます。暑さによって、ただでさえ体力を消耗しているところにハードな練習や試合が重なると、熱中症や故障のリスクが格段に上がる上に、集中力も低下し、練習効率自体も悪くなります。

競技中に、目に見えるほどパフォーマンスが落ちてからリカバリーするのではなく、日頃から体に疲れを溜めないことがとても重要です。そのためには、練習前後のケアや適切な休養の確保と同様、食事が大切な役割を果たします。

胃腸を温め、水分・塩分補給

皆さんは、食事で毎食「汁物」を摂りますか? 暑いと食欲が落ちがちで、冷やし中華やそうめんなど冷たい食べ物に頼ることも多く、意外と汁物を摂る機会は少ないのではないでしょうか?

冷たい食べ物ばかり摂っていると、胃腸が冷えて消化・吸収機能が落ち、逆に夏バテになりやすくなるのです。手軽な夏バテ予防として、食事に温かい汁物を取り入れてみましょう。物理的に胃腸を温めてくれる上に、水分・塩分補給もできます。

私のおすすめは「みそ汁」です。汁の中に具材のビタミンやミネラルが溶け込んでいる上に、発酵食品であるみそが腸内環境を整えてくれます。日頃の積み重ねが、疲れにくい体、動ける体を作ります。

ご飯がすすむ「スタミナ納豆」は夏バテ対策としておすすめ

みそ汁のほか、夏バテ対策としておすすめなのが、今回紹介する「スタミナ納豆」のようなご飯が進むおかずです。小松菜、タマネギ、ニンジンといった野菜を粗みじん切りにし、ニンニクとショウガで炒めて納豆とあえるだけ。このような「ご飯の供」を上手に取り入れて、暑い夏を元気に乗り越えていきましょうね!

KAGOSHIMA食×スポーツ/管理栄養士・川口郁子