4月になり、新たな学校生活が始まっていると思います。すでにスポーツ活動に入っている人、これから入る人、どうしようかなと迷っている人、様々でしょう。

一昔前なら「部活」に入るのが当たり前でしたが、今は事情が大きく変わってきています。ここのところ、私が指導するクラブチームには多くの新中学生の保護者や関係者からの問い合わせ、体験の申し込みがあります。

色々な声を聞いてみると、どうやら中学校の部活動自体がどんどん縮小してきているようです。中には公立中学校の入学予定者への説明会で、校長から「部活動に期待しないでほしい」という旨をはっきり言われたという話も聞こえてきます。

新型コロナでの部活動の制限に加え、教員の働き方改革も進められています。文部科学省は2023年をめどに、教員は兼業届などを出すことで外部での指導を了承されるという流れになっています。部活動が大きな変革の時期に来ていることは間違いありません。

様々な地域から集まる「バレーボールが好き」

さて、「クラブ」というと、どんなイメージでしょうか。私が関わっているクラブは、神奈川県で唯一の中学生女子を対象とするバレーボールクラブのため、選手は様々な地域から電車やバスに乗って練習に来ます。学校が始まる時期も違えば、試験時期も、行事のあるなしも違いますが、そんな生活をやりくりしながら練習に通ってきます。

共通して言えることは「バレーボールが好き」「うまくなりたい」という気持ちです。ですから、その芽をできる限り上へ上へと伸ばしてあげられる環境を提供したいと思っています。

うまくなりたいから苦手な食べ物も食べる

全国的に見ると、部活動のあり方はまだ地域差が大きく、やりたい競技のクラブチームが通える範囲の地域にあるかどうかという環境によっても変わってきます。しかし、好きなスポーツを「うまくなりたい」という気持ちがあるならあきらめず、それを伸ばせる時期に多いに伸ばして欲しいと思うのです。

バレーボールがうまくなるために、今はまだできない技術をできるように練習する、バレーボールをするために体作りは大切だから、苦手だった食べ物にも箸を運ぶ…そうやって私が関わるクラブの選手は大きく強く成長し、高校以降で活躍する選手に育っていきました。

今年も新たなメンバーが加わりました。「うまくなりたい」「そのために食事も頑張る」という選手本人の強い思いと保護者のサポートを、我々スタッフは受け止め、連携しながら伸ばしていきたいと思っています。

今回は「春うどと牛肉のオイスターソース炒め」を紹介します。うどというと、酢みそあえが定番ですが、今回は良質なタンパク質のほか鉄も多くとれる牛肉と炒めています。

うど

うどはポリフェノールの一種のクロロゲン酸を含み、抗酸化作用があります。うどの独特な味はアミノ酸のアスパラギン酸によるもので、新陳代謝を高め、香りも含め疲労回復に関わります。子どもたちもこの風味をおいしく感じて、味覚の幅を広げてくれたらといいなと思っています。

管理栄養士・月野和美砂