今の時期は、小中高校生にとって締めくくりの時期になります。特に昨年から今年にかけて、新型コロナウイルス感染症の拡大により、休校や部活停止など、地域によっては以前の活動に戻るまでに半年以上かかったところもあります。

私が指導に関わるバレーボールのクラブチームは、10月にようやく以前の練習内容に戻せた状況ですが、この年末年始にかけての感染者の爆発的増加に歯止めがかからず、またしても緊急事態宣言が発令されました。

スポーツ活動の自粛の範囲は各都道府県により違いますが、部活動やクラブチームの活動ができないと、ジュニアスリートのカラダにどんな影響をもたらすか、我々は経験済みです。技術を身に着けるために、1人ではできないこともたくさんありますし、基礎体力を維持すること自体がとても大変だと実感していると思います。

基礎体力を落とさないように

筋肉への刺激が減れば、次に作られる筋肉は少ない刺激に応じたものになり、筋肉量は減り、筋力は落ちます。骨や腱が弱くなり、ケガや故障も多く発生します。ここで「またか…」と意気消沈する気持ちも分かりますが、それでも今、筋肉への刺激を減らさないよう本気で抵抗しましょう。

今回は「トロっとようかんの補食サンド」です。あんこを挟む要領と同じですが、ぎゅっと固まったようかんもレンジで少し温めれば、あんこと同じように柔らかくなるので、いただき物が消化できないという時に有効活用できます。

味に変化をつけるためにクリームチーズも重ねています。あんこの塊である「ようかんは苦手」として食べない子どもでも、甘くなりすぎず食べやすくなります。

エネルギー源となる糖質が多いので、基礎体力維持のランニングの前や後の補食にしてはいかがでしょうか。雨にも負けず風にも負けず、力強い雑草のように、再びのこの難局を必ず乗り切る! という強い心をもって、一人ひとりが立ち向かいましょう。

管理栄養士・月野和美砂