全国の小中高校は、3月の全国一斉休校からの不足授業を取り戻すため、夏休みが例年より少ない夏となりました。首都圏や近畿地方などでの感染拡大で、旅行を控える方も多いかと思います。

コロナ禍が収まらない事態では致し方ないところではありますが、子どもも大人も心身共に疲れがたまってきています。リフレッシュしたいのも本音だと思います。

長野県はブルーベリー栽培が盛ん

私は、山梨県北杜市大泉という八ケ岳連峰の南麓で合宿所を経営していますが、今は休業状態です。宿泊を伴う学校行事なども、この夏は自粛する地域もありますので、仕方がありません。

北杜市や隣接する長野県はブルーベリー栽培が盛んです。7月から8月初旬まで採れ、私の合宿所では、夏合宿で来られる方に毎年、ブルーベリーを出しています。

ブルーベリーは寒冷地でないと栽培できないのかというとそうでもなく、実は東京も栽培が盛んですし、神奈川にも農園があります。

冷蔵で10日間、大量の場合は冷凍で

国産のブルーベリーがスーパーに並ぶのも今だけです。ぜひ、フルーツで夏の季節を楽しんでください。ご自宅に近い場所にフルーツ農園がないか調べてみると、思いがけない発見があるかもしれませんよ。

一度に食べきれないブルーベリーは、濡らさずに野菜庫で保管すれば10日くらいは平気で持ちます。食べきれないほどある時は、そのまま冷凍にしておきましょう。

今回紹介するのは、そのブルーベリーをどん! と使った「冷たーいブルーベリーミルク」です。

果物の中では食物繊維が多い

ブルーベリーは果物の中でも食物繊維が多く、実の紫色はアントシアン系で、熟すほど色が濃くなります。ブルーベリーそのものの手に入る量が少ない場合、ヨーグルトなどを増やしたり、ブルーベリージャムを加えたりして作ってみてください。「雰囲気」が大切です。また、凍ったブルーベリーの比率を増やせば、スムージーになります。

遠出を控える夏でも、身近な場所で少しでも夏気分を感じる時間をもちたいですね。スーパーで売っている国産ブルーベリーで季節を感じたり、感染予防を徹底しながらご近所のフルーツ農園に足を運んでみたりしてはいかがでしょうか。

管理栄養士・月野和美砂