緊急事態宣言が全国的に解除される見通しです。しかし、すぐに元の生活に戻れるわけではありません。

競技の練習が満足にできない、目標とする大会がなくなってしまった、秋の大会はどうなる…と次の目標が定まらない中で、多くの小中高校生はギリギリのモチベーションで踏ん張っていると思います。それまでの私たちの生活は一変し、当たり前だった生活が失われました。

食事作りを課題にするクラブも

しかし、そんな中でも何かプラスにできないかと前向きに活動している指導者、スタッフ、選手が大勢います。学校やチームで、選手に対して食事作りの課題が出しているという話も聞こえています。

あるクラブは、栄養に精通しているスタッフがSNSを活用し、「今回は定食」「今回は丼物」と毎回テーマを決めて課題を出しています。選手が自分で作った料理画像をメンバー内で共有し、見栄えもスポーツ栄養的にも良いものをスタッフが取り上げて、解説する取り組みを行っています。

小中高校生のアスリートは今、自身のコンディションを整えつつ、自分のカラダを維持する食事や補食を作る機会を設けてみてください。以前のような生活が戻った時に必要な食事や補食作りが少しでもできるようにしておきましょう。

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