皆さん、体調はいかがですか。食事をきちんと食べて、しっかり睡眠時間をとっても、テレビやネットから不安になる情報を日々、入れ続けると精神的に疲れます。

非常事態宣言後、平日の通勤ラッシュ時間の混雑が少なくなりましたが、次に課題となったのは買い物です。

買い物の頻度を落とすのも大変です。生鮮食品は冷蔵庫の中で何日ももたせられないので気を遣います。私自身も買ってきたものを下処理して保存していますが、結構な手間がかかります。

長期保存が効くのがメリット

長期保存が効く食品として便利なのが乾物です。しかし、乾物は戻すのにそれなりに時間がかかるのがデメリット。買ったけれど、使い切れずにそのまま…ということはありませんか?

今のような「おうち生活」は、戻すのに時間のかかる乾物を使う絶好のチャンスです。以前買ったものの使っていなかった乾物を、この機会に使ってみてはどうでしょうか。

まず、乾物は戻すと量が増えるので、下調べをした方が安心して行動に移せると思います。たくさん戻して冷凍保存しておくというという方法もあります。乾物、塩蔵品、砂糖漬けなど昔からの食品の保存法は先人の知恵と経験からできてきたもので余計な添加物もありません。

豆を煮ることで心安らぐ

私は豆を煮る時間が好きです。その間にほかの仕事をしつつ豆を煮ます。不安をかきたてられる情報からあえて耳を、目をそらすために、時間のかかる料理をすることは、時には自分の心を休めることになると感じます。

今回は「金時豆と鶏もも肉のトマト煮」です。金時豆は一晩水につけて戻しましたが、缶詰ですぐに使えるものも売っています。 

戻す前の金時豆

金時豆は「赤インゲン豆」と呼ばれることもあります。不溶性食物繊維が豆類の中で一番多く、きれいな赤茶色はポリフェノールによるものです。ポリフェノールは抗酸化作用にかかわり、ウイルスや紫外線から細胞を守ります。免疫力を下げられない今にぴったりな食材です。

戻した後。2.1倍ほどの重さになる

時間をかけて豆を煮たり、前の日から乾物を水につけて置いたりということも「明日も家にいる」「明日も家で食べる」からできること、安心感の裏付けかもしれません。普段の時短とは真逆に、ちょっと時間をかけて金時豆を料理に使ってみませんか。

管理栄養士・月野和美砂