新年度が始まろうとしています。4月から中学校へ進学するご家庭も多いと思います。小学生でやってきたスポーツを部活動に入って続ける子どもも多いでしょう。

スポーツ少年団は社会体育であり、親もその活動を支える大きな役割があります(「育成母集団」という子どもたちを側面からサポートする位置付けがあります)。しかし、学校の部活動は学校教育ですから、親の関わり方はスポーツ少年団とは違います。もちろん、各部活動でも保護者会を組織して、部活動を支援することはあります。

以前、ある中学生の保護者から以下のような相談をされたことがあります。お子さんは中学からバレーボールを始め、2年生の夏にキャプテンになりました。すると、キャプテンの親は保護者全体の代表でもあるかのような位置付けだったそうです。その方は仕事が忙しく、そうそう予定を変更できないためにほかの保護者から理解が得られず、子どもも一緒に悩んでバレー部を辞めようかと言い出した…ということでした。

スポーツ少年団での車出しや遠征の手伝いなどの感覚を当たり前に要求されたようでした。その方には、顧問の先生に相談し、協力してもらうよう伝えました。

部活動だけでなく、スポーツ少年団であっても各家庭の事情で協力の程度には差があります。それぞれがサポートしやすいところで、保護者の分担を決めていけるようにしていきたいですね。

保護者同士で良い関係ができれば、ご近所や会社の関係とは違った濃いコミュニティを作れます。子どもが手を離れた後も友達として会えるような、そんな関係を作りたいですね。

今回紹介するのは「お祝いさくらごはん」です。半分をもち米にして炊きます。桜の花の塩漬けを塩出しした水を少し入れて炊くので、ほんのり塩味があります。

ご飯の糖質と枝豆(青豆)のタンパク質がとれる一品。オフの日はもちろん、練習後でも1日練習のお昼のお弁当におにぎりにしてもいいですね。

今年は桜も早く開花しました。食事でも春を感じつつ新たな活動を始めましょう。

管理栄養士・月野和美砂