夏が近づいてきました。7月の連休や夏休みで、合宿を計画しているチームもあるのではないでしょうか。私は、山梨県北杜市に合宿所「シーガルクラブ」を開設しており、今年はゴールデンウイークから稼働を始めています。

合宿をすると、子どもたちの日常がよく分かります。普段は「自分は親に頼っていない」と思っている子どもたちも、いざ親のいない状況に置かれると、いかに日常で親に頼っているのかが分かるようになります。それは小学生だけでなく、中・高校生も同じです。

朝食をしっかり食べているか

合宿では、普段から朝食をしっかり食べているかどうかも、一目で分かります。一斉に朝食を食べ始めても、なかなか食べられない子がいます。食べる習慣ができてないと、量のある朝食が出てきたら、体が受けつけないのです。

そんな子どもに朝食を食べているかをたずねると、「しっかり食べています」と答えます。よくよく内容を聞き出すと、パンをかじってあとはお茶とか、ご飯にふりかけだけ、ドーナツ1つだけ、ということも。しかし、本人は「しっかり食べている」と思っているのです。

アスリートは、基本的に一般の人よりエネルギーや栄養が多く必要。そしてジュニアは身長を伸ばし、体を作るためにも、朝ご飯をちゃんと食べることが大切です。

朝食をきちんと食べる、ということはその分だけ早く起きて、支度をして食べるという生活習慣ができていなければなりません。勉強も、スポーツもできる子は、大抵この生活習慣がきちんと確立されています。

「ここでは残せない」から食べる

さらに合宿のいいところは、自分ができないことを周りの仲間がいとも簡単にできてしまう様を、目の当たりにすること。偏食のない子が食べ切る姿は、そうでない子にインパクトを与えます。家庭では甘えがあって嫌いなおかずを残しても、「ここでは残せない」という雰囲気があるため、どうにか食べられるようになるのです。

合宿によって親元を離れるのは、子どもの自立につながるチャンスです。そこで得られる自立の芽をその後、家庭で育てていけるようにしましょう。

“ちょい足しタンパク質”を加えた「ジャックのスクランブルエッグ」

今回のレシピは、合宿でも朝食で作るスクランブルエッグです。そこに“ちょい足しタンパク質”でチーズ、シラス干しを入れ、ゆで枝豆をちらしました。「豆」を加えるので、「ジャックのスクランブルエッグ」と名付けています。さあ、朝からたっぷり量を食べられるようにしていきましょう。

管理栄養士・月野和美砂