キムチなどの発酵食品で腸内環境を整え、良いコンディションをキープしようとしているアスリートもいます。この暑い時期に調味料としておすすめなのが、コチュジャンです。

朝鮮半島でよく使われる唐辛子みそで、もち米麹や唐辛子、塩が原材料。辛さの中に甘みもある奥深い味が特徴で、韓国料理ではおなじみですね。

そのまま食べられ発汗促進、塩分補給

このコチュジャンの良いところは、加熱しなくても食べられるということ。発酵食品はあまり加熱せず、酵素を失活させずに取り入れたいので、そのまま食べられるコチュジャンは栄養素を壊さずに摂り入れられます。

さらに、唐辛子の代謝をアップさせて発汗を促す作用は、暑さに体を慣れさせることにもつながります。また塩が含まれているので、発汗時の塩分補給にもなります。このようなことから、コチュジャンはアスリートが常備しておきたい調味料の1つです。

今回紹介するのは、コチュジャンのピリ辛味がやみつきになる「もち麦のコチュジャン炒飯」です。

もち麦には食物繊維の中の水溶性食物繊維が多いため、これによっても腸内環境を整えることができます。夏場は基礎代謝が下がるため、体脂肪を落としたいアスリートはよく取り入れている食品でもあります。

牛肉と野菜を組み合わせ、主食でタンパク質や食物繊維などがとれるワンプレートのメニューは、食欲が落ちやすい夏の時期のおすすめメニューです。ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香