気温が低くなり、肉離れなどのケガが起こりやすい時期です。アップに時間をかけるなどして、ケガ予防に努めているアスリートも多いと思いますが、食べ物でもカラダを温めましょう。

今回おすすめする栄養素は「ビタミンE」です。ビタミンEは血流を良くして、冷え性の緩和などにも効果のある栄養素です。もちろん抗酸化作用も期待できますが、その際はビタミンAとビタミンCも一緒にとることがポイントです。

今回紹介する「丸ごとアボカドのホットサラダ」はこれらの栄養素を含む野菜をとりいれました。体を冷やさないためには冷たいものよりも温かいものをとることが必要なため、アボカド自体も少し温めて食べるようにしています。ただ、温めすぎると苦みがでるため、チーズがとける程度に軽くレンジで加熱するようにしましょう。

少し固いアボカドも温めることで柔らかく

アボカドと言えば、アスリートも「当たり外れがあるから嫌だ」と言う食材です。私自身も、よく選んで買ったつもりがいつまでたっても固いままといった「外れ」の時もあります。今回のレシピは、そんな買って失敗した…という固いアボカドこそおすすめ。加熱することで少し柔らかくなります。

また、アボカドを半分に切って、種の部分に具を入れる時、具が入り切らない場合は少し種の部分を大きめにくり抜いて調整してください。前夜のうちにレンジで温める前まで作っておけば、翌朝はレンジで加熱するだけで手軽な朝食にもなります。

アボカドも薄く切って他の具材と混ぜてアレンジすることもできます。すべての材料をパンにのせて焼いたり、サンドイッチの具にしたり、色々なメニューに合わせてみてください。

管理栄養士・川端理香