「タンパク質とカルシウムがとりやすい食品は?」とアスリートに聞けば、大半が「乳製品」と答えるでしょう。その中でもチーズは携帯しやすく、たくさんの種類があるので、飽きずに食べられるようです。

チーズは、牛乳やヨーグルトなどと比較すると、水分が少ないこともあり、栄養素がぎゅっと詰まっている食品です。ただ、チーズの脂質を気にするアスリートもいるかと思います。低エネルギーで高タンパク質として人気のカッテージチーズは、ビタミンやミネラルの量も他のチーズよりも少なく、特に免疫に関与するビタミンAは約1/10しか含まれません。

「飽和脂肪酸=悪」ではない

また、チーズの脂質を構成する脂肪酸を見ると、飽和脂肪酸の中の短鎖脂肪酸を含んでいることも特徴です。最近では、EPA、DHAなどの不飽和脂肪酸の方が重要視されていますが、この短鎖脂肪酸は大腸の粘膜細胞のエネルギーになったり、炎症を抑制したりするなどのデータもあります。このあたりはさらに研究の余地がありますが、一概に「飽和脂肪酸=悪」ではないのです。

今回は「クリームチーズとかつお節の和風ハンバーグ」を紹介します。クリームチーズで短鎖脂肪酸を含む脂質をとるので、ひき肉は豚赤身肉を使って脂質を抑えるようにしました。

アスリートも大好きなハンバーグは、今回のようにみじん切りにした野菜をぎゅっと詰め込むことができ、1品で多くの野菜を食べることができます。アボカドとクリームチーズ、かつお節のソースは、カルシウムの吸収をよくする組み合わせで、チキンのグリルなど他の料理にも使えます。ぜひアレンジもしてみてください。

管理栄養士・川端理香