プロ選手がよく食べている食材の中にブロッコリーとナッツがあります。ブロッコリーはタンパク質の分解や合成に必要なビタミンB6が多く含まれるということで、タンパク質を多く必要とする選手がよく食べている野菜です。

最近、食事を意識し始めたという選手に会いましたが、筋肉を作るためにはタンパク質だけでなく、ビタミンB6を増やすと良いということを知っていて「野菜はブロッコリーがいいんですよね!」と言っていました。もはや、「タンパク質にはブロッコリー」ということが、多くのアスリートの中で定着しているようです。

今回のもう1つの主役であるナッツは、ビタミンEが豊富です。一般的には、血流に関与するので冷え性の緩和などに効果があるとされています。

プロ選手の場合、意外にも男性選手でも冷え性ということがあります。筋肉量が多く、見た目では冷え性と無縁のように見える選手でも、そういったことがあります。ナッツに関しては、一時期のブームが少し落ち着いたように見受けられますが、種類を選んでとることがおすすめです。

今回は、ブロッコリーとクルミ、そして今の時期には特にとって欲しいカルシウムがとれるチーズを使ったレシピ「ブロッコリーとナッツのおかかあえ」を紹介します。

チーズで塩分がとれるため、しょうゆの量は控えめにしていますが、夏場の発汗が多い時期には、しょうゆの量を増やすなど、コントロールしてください。冬場は体作りの練習が中心になる部活動もあるでしょう。そういった時の副菜にぴったりです。お試し下さい。

管理栄養士・川端理香