ある保護者の方が、こうつぶやいていました。「子供の栄養のことを考えて食事を作るのが、時々疲れる…。すぐに食べられるものってありませんか?」

試合前はこれ、普段の練習の時はこれ、といったようにいくつかレパートリーを持っていると気分的にだいぶ楽になると思います。そこで今回は、常備しておけばすぐに作れる「和風卵パスタ」を紹介します。

ゆで時間短いものを選ぶ

パスタは、メーカーによって太さやゆで時間が違います。数分というものから15分というものまで幅が広いので、時短を考えるならばゆで時間の短いものを選んでおきましょう。

ちなみにショートパスタでゆで時間1分というものもあります。私も時々、選手に食事を作ることがありますが、万一に備え、すぐに作れるようにショートパスタを常備していて、足りない場合はすぐに追加できるようにして使っています。

野菜は冷凍、卵と粉チーズ

野菜で時短を考えるなら、冷凍野菜を使いましょう。今回はニンジンやブロッコリーなど緑黄色野菜を多く使っていますが、便秘がちの選手の場合は、根菜類を多めにしてもいいでしょう。

タンパク質は卵と粉チーズでとります。あらかじめ、これらをよく混ぜておき、温めたパスタと野菜にかけたらすぐに火を止めるのがコツです。

さっぱりして食べやすく、意外に体作りのタンパク質がとれる一品。暑い時期にはするする食べられます。調理時間だけでなく洗い物も少なく、作り手にとってもうれしいメニューです。ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香