35度を超えるような暑さが全国各地で続いています。熱中症対策として水分だけでなく、体液が薄まらないように塩分などのミネラルも一緒にとることが推奨されているので、食事でも意識して塩分をとっている選手も多いことでしょう。

ただ、日本人は元々塩分を摂りすぎの傾向があります。塩蔵したものや塩分を多く含む調味料が多いことなどからで、実は塩分は、簡単に多く摂取できるのです。

シソの抗酸化作用も

塩分が補給できるものでも、特におすすめなのが梅干しです。クエン酸を含み、シソには抗酸化作用もあるため、炎天下での練習時の体の回復にもつながります。注意したい点は、原材料を見て、余計な甘味料などが含まれていない、シンプルなものを選ぶことです。

選手の奥さんの中には、「なかなか良い梅干しがみつからない」と梅、シソ、塩を使って、自分で漬けるようになった人もいます。もちろん、塩もミネラルが多いものを選んでいます。

真夏の塩分摂取におすすめの梅干しで味付けした「梅炒め」
真夏の塩分摂取におすすめの梅干しで味付けした「梅炒め」

今回紹介するのは「梅炒め」。暑い夏をしっかり乗り切るためにも、オクラやトウモロコシなど、旬の栄養価の高い野菜も一緒に摂りましょう。

管理栄養士・川端理香