アスリートは食品の色も意識したいということは、これまでもお話ししてきました。今回紹介するレシピは、赤大根を使ったものです。

赤大根の赤い色は、アントシアニンです。アントシアニンというとブルーベリーやブドウ、赤タマネギ、黒ゴマなどを思い浮かべる方も多いと思いますが、実は赤大根にも含まれるのです。旬は秋からちょうど今くらいまでですが、年中出回っているので取り入れやすい抗酸化食品の1つです。

赤大根とアボカドの酢漬け
赤大根とアボカドの酢漬け

本来、こういった酢漬けは、もう少し糖質の量を多くするものですが、「赤大根とアボカドの酢漬け」ではきび砂糖やハチミツを使うことでコクを出し、使用する糖質の量を控えめにして酸味を楽しむものにしました。

レモンは、1個のうちの半分を大根と一緒に漬け込み、残り半分を搾って使っていますが、丸々1個をそのまま漬け込んでもかまいません。また漬ける容器は平らなものにして、大根を丸めて入れた時、きつくなるような大きさにするといいでしょう。

赤大根は酢に漬けるときれいなピンク色になり、春を感じさせる色合いになります。またアボカドの緑色、レモンの黄色で、見た目も鮮やかになります。

漬け込む時間は、今回は一晩としていますが、2日間程度にすると色がしっかりでます。ただし、漬け込むものは菌が発生しやすくもあるので、調理する器具はいつも以上に清潔にするように意識しましょう。

管理栄養士・川端理香