カボチャの甘い季節になりました。
カボチャは一年中収穫されていますが、収穫が多い時期は、実は夏から秋にかけてです。それなのに「カボチャ=冬」のイメージがあるのは、おいしく食べられる時期だからでしょう。また、あの黄金色が食卓にあるとほっこりすると、見ただけで温かさを感じるトップアスリートもいます。
トップ選手は摂取量や時期を調整
あの甘さからも、カボチャには糖質が多いことは分かると思います。そのため、カボチャをエネルギー源ととらえてトップアスリートは、食べるのは試合が近い時のみ、ご飯などの主食を減らすといったコントロールをすることもあります。
もしくは、この時期に風邪をひきやすい選手、練習量が増える選手は積極的にカボチャをとり、エネルギーとともにβカロチンやビタミンCなどをとって回復を促します。
今回紹介する「カボチャご飯のグリル」は、エネルギーとなる糖質がしっかりとれる組み合わせ。試合前のエネルギー補給にも使えます。
汁気を多くすれば、リゾットとしても楽しめますが、最後にあえてグリルするのは、満足感を出すためです。実際に女子アスリートに言われたのですが、「リゾットだと食べ過ぎてしまったり、満足感がでない」こともあったそうです。そこでグリルしてみたら触感が変わり、甘みが増して、満足感がアップして食べ過ぎを解消できたことがありました。
ちょっとしたことなのですが、このようにアスリートからの感想でレシピが改良されることもあります。栄養素を中心にメニューを考える私にとっては、選手の感想はとてもありがたいアドバイスです。