アスリートに限らず、一般の方でも多くの方が体にいいと思っている食材に、「ニンニク」と「酢」があります。スタミナアップや疲労回復などのレシピなどでもこれらの食品はよく使われていたり、ニンニクや酢のサプリメントのCMでこれらの食品の素晴らしさは強調されたりしているので、理由は分からなくても良いイメージがあるようです。

しかし、よくアスリートに言うのは、言われたことをうのみにするのではなく、「なぜいいんだろう?」「なにが効くのだろう?」という「なぜ?」が大事だということ。理由が分かり、納得することで意識が高まります。さらにそれが知識となったり、状況が変わったときの対応力も備わります。

ニンニクは、豚肉と一緒にとることで、糖質のエネルギーを効率よく使うことができます。酢には数種類の酸が含まれていますが、有名なのはクエン酸でしょう。糖質をエネルギーにするときに影響します。エネルギーを生み出すことができれば体は動きますし、それが疲労回復やスタミナにもつながるのです。

ガーリック酢焼きそば

今回のレシピ「ガーリック酢焼きそば」では、この2つの食品以外に豚肉や、糖質の多い中華麺を使っています。つまり、これを食べることで、エネルギーをしっかり使うことができるのです。

さて今回は「なぜ?」と思うことが大事だと言いました。プロチームの育成でも指導者は考える力を育てることに重点をおき、あえて答えを言わないこともあります。また栄養サポートにおいても、すべてをやってあげるのではなく、自立したアスリートを育てるための1つにこの「なぜ?」を持たせるような接し方をします。食でアスリートを作るのは体だけではなく、こういう意識も作ります。

管理栄養士・川端理香