減量をしたい人がよく摂取する食材として、キノコ、海藻、糖質が少なく水分量が多い野菜などがあります。栄養学の教科書には、これらはエネルギーが低く、食物繊維が多いため、減量時には取り入れることが基本的な考え方として載っています。

ただこれは一般の方の場合であり、アスリートの場合は日々のトレーニングによる体の回復も考慮する必要があります。

私がこれまでアドバイスをした高校の中には、減量するためにお弁当がサラダのみとか、食べないで練習するなどしていた女子選手が何人もいました。毎朝学校で体重を測定し、それが増えないように指導されているということで、最初は食べなければすぐに落ちた体重が、だんだん落ちなくなったという選手もいました。

野菜や海藻に、必要な脂質とタンパク質を加えたアスリートの減量レシピ「冷しゃぶワカメドレッシング」

カウンセリングするまでもなく、代謝が落ちているだけでなく、そもそも疲労で練習の効率が悪くなっていることが分かります。そんな彼女たちに「必要なものをうまくとることで減量ができるよ」と紹介したのが、このレシピ「冷しゃぶワカメドレッシング」です。

海藻や野菜はエネルギー量が低いというメリットがありますが、満足感が得られにくいため、すぐにおなかがすいてしまうというデメリットがあります。アスリートの場合、これに必要な脂質とタンパク質を加えることでデメリットを解消し、体作りや疲労回復につなげます。

計量時に一気に下げる減量法もありますが、成長期の若いアスリートは、体に負荷をかけずに行うことが大切です。

管理栄養士・川端理香